『スーパーサイズ・ミー』マクドナルドを毎日食べてみた

映画

『スーパーサイズ・ミー』見ました。マクドナルドのアンチキャンペーン映画のように見えなくもないのですが、からだに悪いことがよく分かる映画でした。

スーパーサイズ・ミー

作品の監督であるモーガン・スパーロック自身が、1日に3回・30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるか?を記録したドキュメンタリー映画。 

マクドナルドは、悪か

この映画は、監督であるモーガン・スパーロック自身が一日三回、30日間マクドナルドだけを食べ、身体にどのような影響が出てくるかを記録したドキュメンタリーです。

監督は挑戦をするにあたって、いくつかルールをつけました。

ルール

・運動を極力しない
・スーパーサイズにするかを尋ねられたら必ずスーパーサイズにする

最初のルールはアメリカ人の一日の平均歩数5000歩を超えないというもの。この映画によれば、ニューヨーカーはよく歩くが、一般のアメリカ人は平均的に2000から3000歩しか歩いていないんだそうです。そのためそれに則って、歩きそうだなと思ったらわざわざタクシー移動に切り替えたりしています。

ふたつめのルールは、アメリカにはS,M,Lの先、スーパーサイズというものがあり(この映画の公開直後、マクドナルドはスーパーサイズの廃止を発表。この映画の影響によるものかは不明としています。)、スーパーサイズにするか店員に聞かれた場合は必ずスーパーサイズにするというルール。アメリカではスーパサイズの注文が本当に多いそうです。

この映画内での挑戦中、スーパーサイズにしたのは9回とされています。

この2つのルールを引っさげ、内科医や循環器系の医師、合計三人の医師の管理と、管理栄養士の助言をはさみながらこの映画の挑戦は行われます。

結論から言って、30日間の挑戦後、モーガン・スパーロックはかなり太り、血液検査の結果が最悪になりました。脂肪肝寸前までいっていますし、尿酸値のレベルもかなり高くなり、痛風の危険もありました。

だから、マクドナルドは悪である。とこの映画では明言はしませんが、暗に観客にそう伝えます。

アメリカ人の食生活にこそ問題あり

アメリカ人の食生活そのものを根本的に変えないと、なかなかこの問題はマクドナルドだけに責任を転嫁しても変わりそうにないです。

アメリカ人の肥満率は近年でも過去最悪となっているようで、1999-2000年には30.5%だった割合は、2007-2008年には33.7%、2015-2016年には過去最悪の水準をさらに更新し、39.6%に達しているそうです。

これはマクドナルドがアメリカには世界一多いから。という理由では説明できないものだと思います。

私はマクドナルド大好きですし、この映画を見たから控えようという気もありませんし、これからも食べると思います。ですが、さすがに毎日は食べませんし、体に悪いということは重々承知の上で食べていくだろうと思います。

この映画の中盤で描かれているアメリカの学校給食のひどさには目を覆いたくなりました。「ポテトは野菜」という子どもたちが将来太る可能性が高いことなど誰の目にも明白であろうと思います。

マクドナルドを悪者にするのではなく、食の教育が先

ケチャップは野菜。ポテトは野菜。と言ってしまうアメリカ人の食生活改善にはなによりも食の教育を推進していく他ないでしょう。日本人ならそんなわけないと直感的にわかるのは、私達が多かれ少なかれ食の教育を受けてきた証であるといえます。

小学校でやった赤の食品、黄の食品、緑の食品とかそういう教育って地味に身体の中に染み付いていて、全く知らない人々とはやっぱりどこか食に対する向き合い方が変わってくると思います。

映画内に描かれたアメリカの学校給食は、この三分類ではほとんどが黄色の炭水化物、ほかに少しのタンパク質と、まるで偏った食事でした。アメリカの子どもたちにはこの日本人ならだいたい知ってる簡単な三分類すら知らされないまま大人になる子どももおそらく多くいるのでしょう。

マクドナルドはたしかに体に悪いでしょう。そんなの食べてる人たちはこれが健康に良いと思って食べている人なんかいません。

当たり前のように体に悪いです。毎日マクドナルド食べて、そのうち9回を満腹を有に超える量(スーパーサイズ)を注文していればそりゃ体を壊すのは自明です。

でもマクドナルドだけが悪ではないはず。もっと根本的なことは教育だと、この映画を見て強く感じました。

教育や、知る権利です。私達は自分たちが何を食べさせられているのか、どんなものを食べるのが良いのか。バランスの良い食事とはなにか。そういったことを知る権利がありますし、正しい情報をすべての人が平等に受け取る権利がありはずです。

貧富や出生や生まれた場所でそれが虐げられるのは正しいあり方ではないでしょう。

行ったり来たりでわかりずらい構造

映画自体の感想を少し。この映画内の論説が映画冒頭に描かれるものと中盤に描かれるものと、終盤に描かれるもので、あまり関連性がないというか、うまく繋げられていない印象がありました。映画全体がパッチワーク的な構造になっていて、論旨が明確に一本通っていない印象です。プロパガンダをやりたかったにせよ、ドキュメンタリーとしてありのままを見せるにせよ、わかりにくいです。

この人から話を聞いた、この人からも話を聞いた。を編集でつなげただけという感じで、スパーロック自身が様々なところから実際に話しを聞きに行ったまではいいのですが、そこから他の人の話までのつなぎ方やロジックが薄いので、パッチワークで終わってしまっている。

で、この映画内のマクドナルド30日間チャレンジとの関わりも明確になっておらず、あっちに行ったりこっちに行ったりで終わってしまったのは非常に残念。

2004年の作品ですが、「肥満大国アメリカ」。今でこそ見られるべきドキュメンタリー作品かもしれませんね。

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