ゴーストバスターズアフターライフはゴーストバスターズ作品では第4作目となる。監督はシリーズ第一作目と第二作目の監督を務めたアイヴァン・ライトマンの息子である、ジェイソン・ライトマン。脚本はライトマンとギル・キーナンが務めています。
オリジナル作品からは、シガニー・ウィーバー、アニー・ポッツ、ハロルド・ライミス、アーニー・ハドソン、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、などが再出演しています。
アイヴァン・ライトマンも制作に携わっていたようですが、今作が遺作となりました。
『ゴーストバスターズ アフターライフ』“Ghostbusters: Afterlife” のあらすじと概要
ここからは『ゴーストバスターズ アフターライフ』“Ghostbusters: Afterlife”がどのようなストーリーでどういった映画なのか大まかにですが説明していきたいと思います。

登場人物
フィービー – マッケナ・グレイス

キャリーの娘。イゴン・スペングラー博士の孫。科学をこよなく愛する男勝りの少女。ユーモアがあると思われたくて言うジョークは人を凍りつかせるが、一周回って面白いのかもしれない。オタク気質が災いして友だちがいない。Ghostの存在を認知してからは祖父の遺産、遺志を受け継ぐことを意識し始める。
トレヴァー – フィン・ウルフハード

キャリーの息子でフィービーの兄。イゴン・スペングラー博士の孫。田舎町に越してきてからはカフェスピナーズのラッキーに夢中。彼女と仲良くなりたくてバイトを始める。彼女や仲間たちと行った鉱山でGhostの出現に遭遇する。
キャリー – キャリー・クーン

シングルマザー。イゴン・スペングラー博士の娘。兄トレヴァーよりも妹のフィービーのことを心配している。家賃滞納で追い出され、渋々祖父の家に転がり込む計画性のない母親の面を持つ。
ゲイリー・グルーバーソン先生 – ポール・ラッド

地震学者でサマースクールの講師。サマースクールに来た生徒たちには「フランダースの犬の犬が凶暴になって人を襲う映画」のようなスプラッタ映画を垂れ流して自分は研究室で地震の研究をしている変態。自分が犬に食われる映画を見せた罰なのか、自身も犬(Ghost)に食われてしまう。
『ゴーストバスターズアフターライフ』“Ghostbusters: Afterlife”あらすじ

家賃が払えずに住む場所を失ったシングルマザーのキャリー、息子のトレヴァー、娘のフィービーの3人家族は、亡き祖父イゴン・スペングラー博士から相続したオクラホマ州サマービルの荒れ果てた農家に引っ越してきた。

この田舎街サマービルではイゴン・スペングラー博士は荒地じいさんと呼ばれ、変人扱いされていた。
またこのサマービルでは奇妙な現象が30年間も続いている。それは地震。活断層もないのに原因不明の地震が毎日30年間も続いているという。

フィービーはは祖父イゴン・スペングラー博士の遺品を整理するうちに、床下に隠された不思議な装置を見つける。それを見た学校の教師グルーバーソンはゴーストバスターズの装備ゴーストトラップの巧妙なレプリカだと言う。

一方トレヴァーは納屋に隠された1台の車キャデラックECTO-1を発見する。トレヴァーは自身でキャデラックを修理し走れるようにする。

学校のグルーバーソン先生はサマースクールの先生をしているが、別の顔として地震学者の面を持ち、サマービルで続く原因不明の地震の解明を1人で行っていた。

その頃町ではかつてオカルティストで建築家のイヴォ・シャンドアが所有していた古い鉱山を中心として、「1984年マンハッタン次元亀裂事件」に関係した超常現象が頻発し始める。
フィービーは鉱山の影響で街に現れた鉄を食べるゴーストをやっつけるためにECTO-1に乗り込み街中を爆走し、ゴーストは捕まえるが自分たちも警察に捕まる。

世界に異常事態が始まっていることに気づいているフィービーはかつてのゴーストバスターズの1人に拘置所から電話で連絡を取る。それはレイモンド・スタンツ博士 (- ダン・エイクロイド)。
フィービーは彼にイゴン・スペングラー博士の訃報を知らせる。しかし彼はイゴン・スペングラー博士が我々からゴーストバスターズの装備を奪って1人でサマービルに向かいそれからなんの音沙汰もなかったことを伝えるのみで、ゴーストバスターズとしてもう活動はしていない、協力は出来ないと電話を切る。

ニューヨークでかつてゴーストバスターズによって倒された破壊の神ゴーザの眷属で「ゴーザの寺院」の番犬・テラードッグである雌の「門の神ズール」と雌の「鍵の神ビンツ」の2頭が復活を遂げ、世界的な危機が迫っていた。
グルーバーソン先生とともに復活させたゴーストバスターズの装置プロトンパック。これを使って世界の崩壊の危機を救うのはフィービーら子どもたちに託された。

古い坑道の中には地獄の門に続く穴があり、その穴から吹き出すゴーストたちをゴーストバスターズから奪ったプロトンパックを組み合わせた装置を使って封じ込めていたのはイゴン・スペングラー博士だった。
イゴン・スペングラー博士は、その装置を作るために一人サマービルに残り、荒れ地爺さんと呼ばれながらも一人で世界の崩壊を食いとどめていたのだった。

地獄の門からイヴォ・シャンドアらゴーストを引き剥がし、なんとか農場に誘い込むことに成功する。

農場の中には祖父が作ったゴーストを封じ込めるための装置がトラップとして組み込まれていた。そこにゴーストを誘い出し、トラップの中に封じ込める作戦だ。

最後の最後でもうダメだと思った時に現れたのが、ゴーストバスターズの4人のメンバーとイゴン・スペングラー博士のゴーストだった。

プロトンパックの銃口を握るフィービーの手を祖父イゴン・スペングラー博士のゴーストが力強く支えてくれる。
最後は祖父、娘の二人の力を合わせ、ゴーストの封じ込めに成功するのだった。
『ゴーストバスターズ アフターライフ』“Ghostbusters: Afterlife” 見たあとの感想など

見た後の感想などをまとめてみました。
前2作への愛とリスペクト

最後の最後に結局ダン・エイクロイドやビル・マーレイが出てくるとやっぱり嬉しい。結局このあたりで出てきそうだなあと思ってたらしっかりと全員勢揃いで出てくるんだけど、それでも嬉しい。
ただ、この作品が最初のゴーストバスターズ体験だった人にはここの感動はあまりないと思うし、ああ前作に出てた人たちだな程度の流しだと思うので、この作品は前2作を見ているという前提で作られている作品だなあと感じましたね。
見ていないと犬二匹のシーンも、その犬がパリパリ割れて中から食われた人が出てくるところも、マシュマロマンが今度は小さくなってる!!!の笑いどころも、このへんのオマージュが全部分からないままになってしまうので、未見のまま今作を見るのはいい楽しみ方とは言えなさそうです。
シガニー・ウィーバー?

エンドロールの途中で、シガニー・ウィーバー出演と出てきて、あれシガニー・ウィーバーなんて出てたかなぁ?と思ったらその瞬間カットが挿入される憎らしい演出。
前作ゴーストバスターズでやっていたビル・マーレイがい腕に貼られた電極によって不正解をすると電気ショックを受けるあのシーンをもう一度やってくれた。今回は全問正解だったけど、どうやらカードに細工をしている様子。イカサマはだめとばかりにもう一極。
確かにアーニー・ハドソンは〇〇だった。

前作2作ではアーニー・ハドソンがあまり活躍することもなく、台詞も少ないし、四人いるけどほとんど話しているのはダン・エイクロイド。ビル・マーレイ、ハロルド・ライミスだったなあ。
前2作ではあまり掘り下げられていなかったことにバランスをとったのだろうと思いますが、間にアーニー・ハドソンのパートが付け加えられていました。なにやら投資家になって大成功してやがる。どでかいエントランスでゴーストバスターズへの愛が語られるのです。ダン・エイクロイドの店の賃料はすべてアーニー・ハドソンが払い続けているらしい。
・・・・・・・・・・・・。このシーン、いる?
言われてみれば確かにあの黒人のおじさんはなんか1人だけ掘り下げられてなかったなぁと思ったけれども、この作品でバランスとりにきたのは何故なんでしょうね?これはアイヴァン・ライトマンのやりたかったことだったのかもしれません。いや、前作でやり残した事だったのかもしれません。
要注目女優 マッケナ・グレイス “Mckenna Grace”
フィービーを演じたマッケナ・グレイス “Mckenna Grace” はマリグナント凶暴な悪夢では子供時代のマディソンを演じています。

マリグナントでは不気味な子どもの演技が光っていました。

アイ・トーニャでは幼少期のトーニャ・ハーディングを演じております。

全く別人かのように感じられる演技力。今作では、メガネっ娘の科学オタクを演じていますが、マリグナントでは子供時代のマディソンを演じているけれども不気味な、なにかこの子あるぞ・・と思わせる深みと影のある演技を。アイ・トーニャでの幼少期のトーニャ・ハーディングでは虐待に耐えながらもそれでも愛を求めた純粋な子どもを演じています。
この女優さんは要注目ですね。すごい女優になっていきそうな気がします。というかもうこの年でなっていますね。演技の幅のあるいい女優さんになりそうだなぁ。
ちなみにアナベル 死霊博物館ではジュディ・ウォーレンを演じています。
マッケナ・グレイス “Mckenna Grace”の次回作が楽しみですね!!
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