『コーダ あいのうた』“CODA”

coda映画

『コーダ あいのうた』見てきました。

原題は『CODA』 ろうあ者の家族の子。ろうあ者の親を持つ子ども。という意味があるそうです。

Apple TV+ とギャガ配給です。

注意:この記事はネタバレを含みます。ネタバレしたくない方はご注意ください。

キャスト

スタッフ

監督 シアン・ヘダー
脚本 シアン・ヘダー
原作 『エール!』
ヴィクトリア・ベドス
トマ・ビデガン
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
製作
ファブリス・ジャンフェルミ
フィリップ・ルスレ
ジェローム・セドゥ
パトリック・ワックスバーガー
製作総指揮
サラ・ボルチ=ヤコブセン
アルダヴァン・サファエ
出演者
エミリア・ジョーンズ
エウヘニオ・デルベス
トロイ・コッツァー
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
ダニエル・デュラント
マーリー・マトリン
音楽 マリウス・デ・ヴリーズ
撮影パウラ・ウイドブロ
編集ジェロード・ブリッソン
製作会社
ヴァンドーム・ピクチャーズ
パテ・フィルムズ

キャスト

ルビー・ロッシ – エミリア・ジョーンズ
フランク・ロッシ – トロイ・コッツァー
レオ・ロッシ – ダニエル・デュラント
ジャッキー・ロッシ – マーリー・マトリン
ベルナド・ヴィラロボス – エウヘニオ・デルベス
マイルズ – フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
ガーティー – エイミー・フォーサイス
ブレディ – ケヴィン・チャップマン


『CODA あいのうた』本予告 –

『コーダ あいのうた』 あらすじ

ここからは『コーダ あいのうた』CODAの登場人物の紹介と、あらすじを見ていきたいと思います。

登場人物

ルビー・ロッシ – エミリア・ジョーンズ

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エミリア・ジョーンズ

ろうあ者の家族の中の唯一の健聴者。家族の皆から事あるごとに頼られている。類まれな歌の才能を見い出され、バークリー音楽学校への進学を目指す。

フランク・ロッシ(父) – トロイ・コッツァー

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トロイ・コッツァー

父もその父も漁師だった男。漁師の町で生まれ漁師のオヤジの跡をつぎ自分も漁師になった。根っからの漁師野郎。妻とのセックスが生きがいのため、インキンタムシになろうがそんなことにはかまっていられない。

ジャッキー・ロッシ(母親) – マーリー・マトリン

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マーリー・マトリン

ろうあ者が健聴者を押さえてミスコンに優勝したのが人生の誇り。子どもたちには何度も武勇伝として伝えたい。子どもを思う母でもあるが、ろうあ者としての自意識が邪魔をし自分の家族以外とはあまり人と関わろうとしない面も持つ。

レオ・ロッシ – ダニエル・デュラント

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ダニエル・デュラント

海のマッチョ。魚を捕ることで鍛え上げられたおれの腕を見てほしい(かは知らないがとりあえずマッチョ)。妹思いで家族思い。テーブルには足を載せても平気なタイプ。

ベルナルド・ヴィラロボス – エウヘニオ・デルベス

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エウヘニオ・デルベス

合唱部の顧問。バークリー音楽学校卒業生。教師は天職だと思ってる。名前を発音するときはベルルルルルルルルルルルルルルナルド・ヴィラロボスと巻き舌で呼んでほしい。でもできない場合はV先生で許そう。巻き舌で呼べないのならばそれも致し方あるまい。ルビー・ロッシ に才能を感じバークリー音楽学校へ入学できるよう個人レッスンを請け負う。ただし遅刻は許さん。

マイルズ – フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

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ルビーと恋仲になる青年。ルビーとマイルズでコンサートではデュエットを発表する。10Mの崖から飛び降りるときはフライング気味にお先にドボンするタイプ。手話でコンドーム指導をされたことにいたく感動してしまう。割とこれといって特徴のない好青年。

『コーダ あいのうた』あらすじ

ルビーは田舎の漁師町で漁師として生計を立てているロッシファミリーの中で唯一の健聴者。他の家族は、母も父も兄も耳が聞こえない。

それでも皆助け合い漁師を家業として魚をとって日々の暮らしの糧にしていた。

ルビーは歌が好きだった。海の上で歌っても、誰一人家族で気づくものはいない。他の家族はみな耳が聴こえないのだから。

ロッシ家の生活が豊かにならない原因の1つに漁協の搾取があった。せっかく魚をとっても漁協でせりにかけると安く買い叩かれてしまう。漁協の搾取はひどく、ほとんどの儲けを掠め取られていた。

しかし自分たちで魚を売るのはどれだけ大変なことかを知っているので、漁協の横暴には目をつぶり今まで通り我慢してその場を凌ぐのだった。

そんな中、制度の改正により、船には監視員を同船させることが義務付けられそうな流れになってきた。監視員が1日乗船するだけで800ドル取られる。これでは1日の稼ぎがそれだけですっ飛んでしまう。

ただでさえ漁協に搾取されて少ない稼ぎが監視員が乗ることで全てなくなってしまう。父の父の代からずっと漁師だったフランクにはそれでも船を売る決断がどうしてもできなかった。

一方、ルビーは高校生活始まったばかり。新しいクラブに入学する。ずっと気になっていた男の子マイルズは合唱部に入るらしい。近づきたい一心でルビーも合唱部へ入部する。

合唱部にはベルナルド先生が顧問としていた。バークリー音楽立学校を卒業した人で、個性的な先生だが、音楽のことになると情熱を持って指導をしてくれる先生だった。

ルビーは一度は怖じ気付いて逃げ出してしまうが、どうしても諦めきれず、勇気を出してベルナルド先生に会いに行く。ルビーに歌の才能があることに気づいた先生はバークレー音楽校への進学を提案する。

先生の情熱は本物で推薦状を書き、個人レッスンまでしてくれることになった。

ルビーは実家の漁船業と個人レッスンに明け暮れることになる。

コンサートでは意中の相手マイルズとのデュエットが決まった。二人はお互いを意識してそっけない態度、二人での練習も一切ない。先生への発表で一発でばれ、一緒に練習するように釘を差される。

二人はルビーの部屋で練習を始めるが、そんなときに両親の喘ぎ声が。両親からは謝罪と、二人もするときはしっかりコンドームを付けてするようにとしっかりと手話で説明される。

マイルズは衝撃的な体験だったので友人に話したらすでに次の日には学校中に知られることに。激怒するルビー。ルビーは口もきかなくなるが、マイルズの誠意ある謝罪に心を溶かす。

二人は秘密の入り江で仲直り。付き合うことになる。

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その頃漁協では、監視員の同船が決まり、ますます漁師たちへの締め付けは強くなるばかり。漁協との話し合いの場で思わずフランクは漁協には頼らずに自分たちで漁師組合を立ち上げて魚を売ると宣言してしまう。

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手話による「黙れくそやろう」それを翻訳するルビー

ルビーは音楽学校への進学の件を家族に話すが、勢いで開業した漁師組合も軌道に乗ったばかり。今のタイミングでルビーがいなくなるのは大変だと猛反対。

夢を諦められないルビーは家族と衝突。ずっと胸に秘めていた思いが口をついて出てしまう。「生まれてからずっと家族の通訳をさせられてきた。私にだって人生がある。」

監視員の同船初日。たまたまルビーは個人レッスンで不在。監視員は操船するのが全員ろうあ者であることに驚きを隠せない。密かに呼んだ沿岸警備隊の度重なる無線応答も誰一人気づかない。沿岸警備隊にそのまま拿捕され、操業停止処分が下る。

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操業再開のための条件として行政の決定したのは必ず健聴者を船に同乗させること。

フランクは船を売るつもりだったが、ルビーは夢を諦めて愛する家族のためにここに残ることを決断する。

一度は決めたこと。諦めた夢。兄は全て見ていた。兄は妹にいう「自分の人生を生きろ。家族のために犠牲になんかなるな」

バークレー音楽校のオーディション当日、まだ間に合う。家族総出でオーディション会場へ。

オーディションにはベルナルド先生も来ていた。先生は伴奏をさせてほしいと申し出る。二階で見守る家族のために、声と手話で表現するルビー。もう家族のために生きるルビーはそこにはいなかった。ただ愛する家族にも届く歌を歌いたいと願う姿があった。

音楽大学には無事合格し、家族との別れの日。家族と最後に深く抱き合い、自分の夢へとルビーは旅立っていった。

『コーダ あいのうた』 感想

無音の世界

無音の世界とは、ろうあ者の世界とは。その衝撃を放り込んできたのがコンサートのシーンです。先生と生徒で何度も練習してきた曲、ずっとふたりで練習してきたデュエットなど演目が続いていきます。

そのうちロッシ夫妻は発表に若干飽きはじめて、「今日の夕飯何がいい?」とか雑談を手話でし始めます。ルビーは家族に見てもらいたくて、発表中何度も家族の方を見やりますが、家族はあまりルビーの発表に興味がない様子。

観客としては、なんだよ!こいつら!ルビーの気持ちをまるで分かってないな!なんて気持ちに少しなって、夫妻の行動に驚いてしまうのですが、肝心のデュエットが始まってから、突然カメラが夫妻の後ろに寄っていったかと思うと、映画はそこから無音の世界に。

無音の世界では、合唱はただ人が突っ立って口をパクパク開けているようにしか見えない。

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ろうあ者の世界への共感がなかったのは観客私達の方だったと、強烈に自覚させられるのです。

あのシーンの衝撃はやばかった。

しかも二人の歌が相当に上手く心に響く歌声なので、余計に。聞きたい!と思う部分だけがすっぽりと無音の世界に包まれて抜け落ちてしまっている。

これはヤラレマシタ。

一番聞きたい場所を、敢えて無音に叩き落とすことで「聞きたい」という気持ちが増幅してしまう。

ルビーの歌が一番聞いてみたいのはロッシファミリーなんですよね。そんなの当たり前です。

でも、生きてきた環境が無音の世界ならば、それができない。

胸に迫るシーンでした。

声と手話で歌を歌う

コンサートのシーンで、ろうあ者の世界への共感と、ろうあ者の健聴者への共感と。両方がどこか欠落していることを、観客にしっかりと学習させた上で、オーディションのシーンがやってきます。

歌を歌うのは、歌の表現は声でもできるし、手話でもできる。

家族に歌の素晴らしさを伝えたい。歌っている私を知ってほしい。感じてほしい。そんな思いから出てきた声と手話の歌だったのだろうと思います。

無音の世界を見せつけられている分、このシーンの意味が何重にも重なってくるような気がいたしました。

ベルナルド先生が最初わざとピアノを間違えてしっかりしろと鼓舞するにくい演出もめっちゃ好きです。

総じてめちゃ好きな映画でした。「エール!」というフランス映画のリメイクのようですが、本作は本当にどのシーンも見ていて飽きないし、気づいたら映画が終わってたというタイプの映画でした。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。



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