『アバウト・タイム』
時間について
『アバウト・タイム』という作品があります。
非常にざっくりいうと、時間旅行ができる能力を受け継いだ主人公が、その能力を使って「幸せを知る」までを描いた物語です。
「幸せを得る」ではありません
「幸せ(とは何を意味するのか)を知る」話です。
『アバウト・タイム』はプロット的に非常に甘甘な部分満載で、それをやった意味は?とかその前にもっと大事なことがあるような気がとか、突っ込みたくな箇所はあるにはあるのですが、それもすべて、「幸せ(とは何を意味するのか)を知る」という道に至るためには必要だった出来事。
と捉えると、なんだか無意味だけど無意味じゃないのかもという気分にさせられます。気になる方は気になるのだと思いますが、自分はこの作品が非常に好きです。
主人公が幸せを知るまでの過程
この映画のこのテーマが結末で浮き彫りになるのですが、私は初見のときに鳥肌が立つほどの衝撃を受けました。
ぜひ見てみて欲しいです。「時間の使い方」について自らを省みるきっかけにも最適な作品です。
結末まで観終わって、彼ら一族はどのように時間を過ごしてきたのか。ということを想像してみると、より深く、そして何重にも味わい深い作品に生まれ変わると思います。
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